UI/UX・webデザイン・グラフィックデザイン・ライフハック・家事時短

Web制作-STEP1:初回打ち合わせで聞いておきたい5つのポイント

Webサイト制作-初回打ち合わせで聞いておきたい5つのポイント

あや

前回はWeb制作の全体の流れのお話をしました。今回から、STEPごとの注意点やポイントを解説していこうと思います!

まめまる

  • STEP1.ヒアリング〜要件定義 ◀︎今日はここの話
  • STEP2.見積もり
  • STEP3.ワイヤフレーム制作
  • STEP4.デザインカンプ制作
  • STEP5.フロントコーディング
  • STEP6.CMS導入
  • STEP7.テスト
  • STEP8.サーバー設定&リリース

Web制作はまずはヒアリングからスタート

初回のクライアントさんとの打ち合わせで、『どのようなサイトを作っていきたいか』『webサイトに必要な機能』などをヒアリングするところからWeb制作はスタートします。
制作側も発注側も認識のすり合わせをして、Web制作ゴール設定を行います。

ゴール設定がはっきりしていると、制作途中で迷うことなく進められるので、初めのヒアリングはとっても重要!

私は以下の順序で聞くようにしています。

  1. サイト制作の目的
  2. 新規サイトもしくはリニューアルか
  3. CMS化の必要性の有無
  4. 原稿や画像などの素材の準備について
  5. 参考URL:


サイト制作の目的は?

はじめに『サイトの目的』を聞くことで、制作の方向性を定めることができます。

CASE1「今のwebサイトが古臭くなってきたのでリニューアルしたい」

→現在のサイトの気に入っていない点をお聞きしつつ、リニューアルのポイントはどこかを探っていきます。デザインだけのリニューアルでOKなのか、ページ構成全体からの修正なのか。なども。

CASE2「企業サイトを立ち上げたい。事業内容の訴求やお問い合わせに繋がるサイトにしたい」

→完全新規の場合はコンテンツ内容からのご相談。事業内容に関する資料をもらうか、web用に別途準備してもらるか。またお問い合わせフォーム設置サイトになるが、その他の機能(資料ダウンロードなど)の必要性の有無。。新着情報やブログ記事の有無….。BtoBかBtoCか..など。。聞くことたくさん!

CASE3「企業サイト本体は別にあるので、キャンペーンページを作りたい。一つの商品の告知とその申込を完結するページにしたい。」

→その商品の訴求内容をどこまで書いていくかのご相談。すでに原稿がある場合は共有いただく。原稿はこれから、という場合はなにを掲載していくかからご相談にのることもしばしば。LP(ランディングページ)というキャンページの窓口になるサイト制作

上のケースを見てもわかるようにご相談内容によって作業工数が大きく異なってきます。サイトの目的を聞くことでおおよそのボリューム感を知ることもできます。

サイト目的が明確になれば、必要な機能なども絞り込みができるので、スムーズに『要件定義』が固まっていきます。


新規サイトorリニューアル?

サイト制作にあたり、新規立ち上げなのか既存サイトをリニューアルするのか、こちらも打ち合わせで明確にしておきます。

新規サイトを作る場合、ドメインの取得・サーバーはどうするか というところもご相談になります。

リニューアルの場合、ドメイン取得やサーバをどうするかは決まっている状態からスタートですが、現行コンテンツをどこまで残すべきかなどのご相談が必要になってきます。またリリース前には一旦バックアップを取っていつでも元に戻せるようにすることもリニューアルの場合の気をつけるポイントです。

まめまる

クライアントさんが「ドメイン?サーバー?」とちんぷんかんぷんのご様子だった場合は、技術担当者さんがいるかも聞いちゃうといい!技術担当者さんがいると後々も話がはやい!

CMS化(WordPressの導入)は必要?

MEMO
CMSとは
CMSとはコンテンツマネジメントシステム(コンテンツマネジメントシステム)の頭文字をとった略語で、web制作の知識があまりなくても、更新や管理ができるシステムのことをいいます。
例えば簡単な記事の投稿など、HTMLなどのWebコードを触ることなくブログを書く感覚で更新することが可能です。

CMSにはいろいろな種類があります。有名なものではWordPressconcrete5などオープンソースCMSです。オープンソース型CMSは小規模サイト向けとされていましたが、最近は中規模サイトでも使われることが多くなってきた印象です。
オープンソースの場合デメリットとしては、よくセキュリティーの脆弱性が挙げられていますが、2018年にホワイトハウスのウェブサイトがWordpress化したことをがニュースになり、少しは信頼性が上がったのかなあと思っています。。

WordPress導入に関してはいろいろ意見があるようです。

しかし現場の体感としては、Wordpressを使ったWeb制作の案件はここ数年かなり多く、たくさんの企業が使っているCMSだと思います。

サイト規模が大きくなると商用パッケージ型CMSや、フルスクラッチCMSでゼロから構築するものもありますが、費用面がオープンソース型と全く異なります。工数面などの違いで導入費用がかなり高額になるので、予算の面でのご相談になります。

CMSに関する前置きが長くなりましたが、CMS導入は『誰でも簡単にWebサイトが更新できる』というクライアントさんにとっての大きなメリットがあります。更新したり、Webの管理は自社で行いたい場合は、CMS導入はおすすめです。

特に更新の必要がない場合などはCMSは不要かと思います。


原稿や画像素材はどうする?

原稿の準備については、クライアントさんによって認識が違う部分なので注意が必要です。
広告代理店を挟む仕事などは、コピーライティングを担当するコピーライターがチームに入っている場合があるので、原稿の作成からキャッチフレーズまでコピーライターの方が担当することが多いですが、
しかし1人のフリーランスデザイナーとして直接クライアントさんと取引をする際に、コピーライターが別途入る事は少ないかと思います。
クライアントさんが原稿を用意してくれる事は多いですが、原稿も含めて全て一式でお任せ予定のクライアントさんもいらっしゃいます。

原稿の役割分担は、自分の工数にも関係するので確認が必要です。

まめまる

原稿から作成する場合は、訴求ポイントなどの細かなヒアリングが必要になってくるので、コンサルティングの要素が少し含まれています!

参考URL(もしあれば..)

打ち合わせの最後には参考URLや好きなサイトなどをお聞きすることが多いです。

デザインテイストの好みがわかると言うメリットもありますし、具体的なベンチマークとなるようなサイトがあれば作業ボリュームが一目瞭然で、見積もりがとても立ちやすい….

あや

参考のURLを出してくれる事は…半々位の確率かな

まとめ

以上が[STEP1.ヒアリング〜要件定義]の『初回打ち合わせで聞いておきたい5つのポイント』です。まずは全体のボリュームを図りながら、サイトのゴールをどこに持っていくのかをすり合わせていく作業になります。

あや

次回は『[STEP2.見積もり]見積もりの詳しい決め方。マイルール』の記事を更新予定です。見積もり、難しいですよね…今でも悩みますが、マイルールを発表します!では!